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【HP改善編】大手のHPを真似するだけでは、選ばれない。起業家が陥りやすい「デザイン」の罠

 

「エツさん、こんなHPにしたいです!」

 

HP制作の初回打ち合わせでは、こんなご相談をよくいただきます。

 

「同業の大手サロンみたいに、綺麗な外国人モデルの写真を使いたい」

信頼感を出したいので、色は青がいいと聞きました」

「私は長い文章を読まないので、文字は少なくしてスタイリッシュにしたいです」

 

参考サイトを見せてもらいながら、楽しそうに話してくださるお客さま。

もちろん、理想のデザインを聞くことは大切です。

でも、私はこういう時、あえて一度ストップすることがあります。

 

なぜなら、

「自分が見せたいHP」と「お客さまが見たいHP」が、違っていることがあるからです。

 

大手サロンのHPを、そのまま個人サロンが真似してはいけない理由

以前、個人でエステサロンを経営されている方のHP制作を担当した時のことです。

参考サイトとして持ってきてくださったのは、大手エステチェーンのHP。

 

真っ白で明るい空間。

外国人モデルの美しい写真。

キャンペーン情報が大きく掲載されていて、とても洗練されたデザインでした。

 

「こういう感じにしたいです!」

とおっしゃる。

でも、実際にお話を聞いていくと、

その方のサロンの魅力は、そこではありませんでした。

 

そのサロンは、

・オーナー自身がすべての施術を担当する完全プライベートサロン
・自然光が入る、温かみのある空間
・一人ひとりに合わせた細やかな接客
・大手にはない距離の近さとホスピタリティ

という、とても人間味のあるサロンだったんです。

 

もしここで大手チェーンのデザインをそのまま再現してしまったら、

その人にしかない魅力が、HPの中から消えてしまいます。

 

だから私は、

「大手のサイトを参考にするのはいいんですが、同じデザインにするのはやめましょう」

とお伝えしました。

 

大手には「大手だからできる見せ方」がある

ここで大事なのが、ビジネスには成長のフェーズがあるということです。

 

たとえば、すでに全国的に知られている企業と、

これから認知を広げていく個人事業主では、

HPで最初に伝えるべきことが違います。

 

知名度のある企業なら、

「新商品が出ました」

「今月のキャンペーンはこちら」

と、商品やサービスを前面に出しても成立します。

 

 

なぜなら、

「この会社は何者なのか」

を、すでに多くの人が知っているからです。

 

 

一方、まだ知られていない人の場合はどうでしょう。

HPを初めて見た人は、

「この人、誰?」

「何をしている人?」

「なぜこの仕事をしているの?」

「本当に私の悩みを分かってくれる?」

というところから見ています。

 

だから、まだ認知がない時期には、

商品や価格だけではなく、

「人」や「背景」を伝えることが重要になる。

 

ここを飛ばして、大手の「今」の見せ方だけを真似してしまうと、

HPは綺麗なのに、なぜか問い合わせにつながらないということが起こります。

 

見るべきなのは「すごい人の今」ではなく「そこに至るまで」

これはHP制作だけではなく、

ビジネス全体にも言えることだと思っています。

 

成功している人のサイトを見て、

「私もこういうHPにしたい」

と思う。

もちろん、それ自体は悪くありません。

 

でも、その人が今の形になるまでに、

どんな実績を積んで、

どんなお客さまと出会って、

どんな発信をして、

どんな失敗や試行錯誤をしてきたのか。

 

そこを見ずに「今の完成形」だけをコピーしても、同じようには機能しません。

だから私は、お客さまのHPを作る時、

「今、どのフェーズにいるのか?」

をかなり大事にしています。

 

「私は長い文章を読まない」は、HPでは危険です

もう一つ、HP制作でよく出てくるのが、

「私、長い文章って読まないんですよね」

という言葉です。

 

これも、実は注意が必要です。

なぜなら、

あなた自身は、あなたのお客さまではないからです。

 

もちろん、誰もが長い文章を読むわけではありません。

だから、何でもかんでも長文にすればいいという話でもありません。

 

でも、本当に悩んでいて、サービスを比較していて、

「この人にお願いして大丈夫かな?」

と考えている人は、必要な情報を探します。

 

プロフィールを読む。

お客さまの声を読む。

サービス内容を読む。

料金を見る。

どんな考え方の人なのかを確認する。

 

 

そして、

「この人なら任せられそう」

と思える材料を集めていきます。

だからHPでは、

「自分が読むかどうか」ではなく、「お客さまが判断するために必要かどうか」

で文章量を決める必要があります。

 

実際に「人が見えるHP」にしたことで成長したお花屋さん

以前、オンラインからスタートし、

現在では都心にも複数の実店舗を展開されている

お花屋さんのHP制作を担当したことがあります。

 

立ち上げ当初、

「エルメスのような高級感のあるサイトにしたい」

というご希望がありました。

 

当時、一緒に参考サイトを見ながら、

「確かに素敵ですね」

と話しつつも、私は、

「でも、今はこの作り方ではないと思います」

とお伝えしました。

 

起業したばかりの段階で必要なのは、

完成されたブランドのような「高級感のある壁」を作ることではありません。

むしろ、

「この人だから応援したい」

と思ってもらうこと。

 

  • どんな想いでこの仕事を始めたのか。
  • どんなことを大切にしているのか。
  • どんな社会をつくりたいのか。

 

そういった「人」や「想い」が見えるHPにして、

少しずつファンを増やしていく。

その方向でサイトを設計しました。

 

その後、その方は素晴らしいお店へと成長され、

現在では複数の実店舗を展開されています。

もちろん、HPだけで成功したわけではありません。

 

ただ、その時のビジネスのフェーズに合った

「伝え方」を選ぶことは、確実に大切だったと思っています。

 

デザインは「おしゃれにするため」だけにあるのではない

ここまで話すと、

「じゃあ、デザインは重要じゃないの?」

と思われるかもしれません。

 

もちろん、デザインは大切です。

ただ、デザインはそれ単体で価値を生むものではなく、

「伝えたいことを、より伝わりやすくするための手段」

だと私は考えています。

 

 

たとえば、

「この人は信頼できそう」

「丁寧に仕事をしてくれそう」

「自分のことを分かってくれそう」

という印象を、写真や色、余白、フォント、レイアウトで補強する。

 

 

つまり、

言葉や情報の設計が先にあって、その価値をデザインで増幅する。

この順番が大切です。

 

 

逆に、

「とにかくおしゃれにしたい」

「高級感を出したい」

「大手っぽくしたい」

というところから始めてしまうと、見た目は綺麗なのに、

「結局、何をしている人なの?」

というHPになってしまうことがあります。

 

HP制作で最初に考えたい3つのこと

これからHPを作る方や、今あるHPを見直したい方は、まずこの3つを考えてみてください。

1.今、どのビジネスフェーズにいる?

まだ認知が少ないのか。

すでに紹介や口コミが増えているのか。

実績が積み上がってきているのか。

フェーズによって、HPで最初に伝えるべき情報は変わります。

 

2.お客さまは、何を知ってから申し込むのか?

自分が伝えたいことではなく、

「お客さまが申し込む前に知りたいこと」

を考えてみる。

 

3.デザインは、その情報を後押しできている?

写真、色、フォント、レイアウト。

すべてが、

「あなたの価値を伝える」

方向に働いているでしょうか。

 

HPは「今の自分」を見せるだけではなく、次のお客さまとの出会いをつくる場所

 

HPは、ただ名刺代わりに存在していればいいものではありません。

初めてあなたを知った人が、

「この人、私のことを分かってくれそう」

「ここなら安心して相談できそう」

「もう少し詳しく知りたい」

と思える場所です。

 

だからこそ、誰かの「完成されたHP」をそのまま真似するのではなく、

今の自分のビジネスだからこそ、何を伝えるべきなのか。

そこから考えていく。

そして、事業が成長したら、HPも変えていく。

私はHP制作を、単に「綺麗なサイトを作る仕事」だとは考えていません。

その人のビジネスの現在地を見ながら、

「今、何をどう伝えたら、必要としている人に届くのか」

を一緒に考えて、形にしていく仕事だと思っています。

 

もし今のHPを見て、

「なんとなく古く感じる」

「綺麗にはなったけれど、問い合わせにつながらない」

「事業は変わってきたのに、HPだけ昔のまま」

と感じているなら、

 

まずは「デザインを変えよう」と考える前に、

「今の私のビジネスに、本当に必要な情報は何だろう?」

と考えてみてください。

そこからHP改善が始まります。

 

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【HP改善編】「お客さまの声が弱い」と感じたら、文章ではなく「聞き方」を変えてみる

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お客さまの声も、ただ掲載するだけではもったいありません。
「どんな質問をすれば、サービスの価値が伝わる声になるのか?」を、実際のHP制作事例から紹介しています。

 

 

HPを「作って終わり」にしないために

私はHP制作の際、デザインだけでなく、

 

  • ビジネスの現在地
  • お客さまに伝えるべき情報
  • サービスの見せ方
  • お客さまの声
  • 写真やプロフィール
  • 問い合わせまでの導線

 

まで含めて、一緒に整理しています。

「今のHPをもっと活かしたい」
「これからHPを作りたいけれど、何を載せたらいいか分からない」

そんな方は、まず現在のHPを一度見直してみてください。

 

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