起業 失敗する理由
【動画の要約】
経営者に向けて、セミナーやスクールを１５０回以上やらせていただきました。
その中で、最も多い質問が「起業して失敗する理由は何ですか？」という質問です。
起業して失敗する理由は沢山ありますが、
もっとも起業で失敗する理由をお伝えします。
まず最初にお伝えしたいのが、ここ数年変わっていない
「倒産の割合」のデータです。
【独立・起業した後の倒産の割合】
１年以内 ３０～４０パーセント
３年以内 ７０％
５年以内 ８５％
（個人事業主も含む）
これだけの割合で起業した後に、すぐに辞めてしまう方がいらっしゃいます。
資金面の問題や、精神面の問題など
沢山の問題が考えられます。
その中で、起業が失敗する最も大きな原因は、
「仕方ない」に慣れてしまうことです。
起業家のよくある悩みに
・集客できない。
・お客さんから安く見られる。
・お客さんとの信頼関係が築けない。
・スタッフからの信頼がない。
・収益が出ない。
などがあります。
そして、うまくいかない時に、よく口に出す理由が・・・
・集客するのが、難しい業種だから仕方ない。
・まだ若いから、安く見られても仕方ない。
・あのお客さんは良くないから、関係は悪くて仕方ない。
・スタッフは分かってないから、仕方ない。
・だから、収益が出なくても仕方ない。
・他にも楽しいことがあるから、仕方ない。
だけど、「仕方ない」と言って
仕方ない理由をいくら考えても何も変わりません。
昔、スポーツの話で、こんな話を聞いたことがあります。
「一生懸命練習したチームは負けたらなく、
でも、練習しないチームは負けてもヘラヘラしてる。」
仕事も同じです。
起業も同じです。
言い訳する場所を作りながら、仕事に取り組んでる。
まだちゃんとやってないから、仕方ない。
準備期間が足りなかったから、仕方ない。
そうやって、言い訳できる状態のまま起業していても上手くいきません。
それは当たり前です。
起業して失敗するのを避けるためには・・・
・仕事以外に逃げることをやめ、仕事に集中する。
頭を仕事でいっぱいにして、仕事に集中する時間を増やす。
・「仕方ない」という言葉を言わず、悔しさを感じる。
仕事に集中すると「仕方ない」が言えなくなります。
一生懸命にやっているから、ちゃんと悔しさを感じられるようになります。
・諦めることをやめて、改善のための行動をとる。
悔しさをちゃんと感じられるようになると、次のための挑戦の気持ちも湧いてきます。
もっと良くなるために・・・もっと良くなるために・・・と考えられるようになります。
・改善した点と、改善できる点をみつける。
改善した点を喜びとして感じられるようになります。
そして、更に改善できる点を把握できるようになります。
・更なる改善のための行動をとる。
そして、行動をとっていくだけです。
起業を失敗しないためには・・・
「仕方ない」を口にしないでください。
そして、改善のためだけの行動をとり続けてください。
未来を変えるには、今の行動を変えるしかありません。
仕方ないを仕方ないままにしておくと、
仕方ない日々が続くだけです。
未来を変えるために、今を変え続けてください。
【このコラムの著者】
マインドプラス 代表取締役
春明 力 （はるあけ ちから）中小企業の経営者、個人事業主に向けてセミナー・講演を主に担当。主催、講師を務めたセミナー数は、150回以上、参加者数も1500人を超える。スクール、ワークショップ、外部でも講師を務める。
【プロフィール】
長崎県にある炭鉱業と漁業が盛んだった西海市出身。小さい頃は町は活気に溢れていたが、12歳の頃から地元の炭鉱がリストラを始めたことにより、友人達の親をはじめ、失業者が・・・
＞＞春明のプロフィール・活動・評価はこちら
マインドプラスの伝えたいこと 一覧へ
Ｙｏｕｔｕｂｅ動画ページをつくりました。