私は株式会社マインドプラスを運営し、「楽しく働く大人」を増やす活動を続けています。創業から17年目を迎えた現在までに、延べ1万人以上の起業家や経営者の方々が「楽しく働く」を実現するためのサポートをしてきました。
マインドプラスでは、一人ひとりが自分の価値を楽しみながら正しく伝えられる仕組みを一緒に作り上げています。
提供している主なサービスや活動内容は以下の通りです:
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「自分の名前」で選ばれるためのブランディングコンサルティング
自分らしい価値を明確にし、正しく伝えるためのサポートを行います。
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WEBマーケティング
SNS運用を含む、持続可能で効果的なオンラインマーケティングの仕組みを構築します。
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メルマガスタンドの運営
自身の価値を届ける手段として、メルマガの活用を支援しています。
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楽しく働く人が集まるコミュニティ「FUNBIS」の運営
同じ志を持つ人々がつながり、交流しながら成長し合う場を提供しています。
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女性経営者のためのコミュニティ「HER plus」の主宰
「楽しく働くこと」を大切にする女性経営者たちが、30年後も40年後も高め合い、学び合える仲間を作る場を提供しています。これは教える場ではなく、私自身も学びながら成長できる場であり、毎月3回開催しています。
これらの活動を通じて、継続可能で自分らしい働き方を支援しています。特に重視しているのは次の3つのポイントです:
- 自分も相手も幸せにする「お客様」を明確に設定すること
- 楽しく伝え続けられる方法を構築すること
- 届くべき人に価値を正しく伝えられる力を身につけること
私が「楽しく働く」というテーマに向き合い始めたのは、高校1年生の頃の経験が原点です。
進学校に進んだ私は、周りの友人たちが大学受験や将来の目標に向かって動き出す中、自分が何を目指せばいいのか見えず、強い焦りを感じていました。その中で支えとなったのは、働く母の存在です。母は薬剤師として薬局を経営するだけでなく、エステサロンや脱毛サロンを立ち上げるなど、常に新しい挑戦を続けていました。
母が仕事を心から楽しむ姿に憧れを抱きながらも、当時の私は「楽しく働く」をどう実現すればいいのかが分からず、目標を模索していました。この経験が、「楽しく働く」というテーマへの興味と、他者と本音で語り合える場の重要性を強く意識するきっかけとなりました。
アメリカでの経験
アメリカでの大学生活では、高校生の時に決めた「今一番会いたいひとになる」という目標を少し忘れかけていました。そんなある日、アメリカのアパートでアメリカ人の友人たちとソファでゴロゴロしながらテレビを観ていた時、アメリカの情報番組で「日本の就職活動」が特集されているのを見ました。
「100社以上の会社に就職活動している日本の学生」を見ながら、アメリカ人の友人が言った一言、「日本人はやりたいことがないよね。」という言葉が強く胸に残りました。就職することを目的にしているように見えた日本の就活生の目からは、働くことへの希望が感じられませんでした。
その言葉がきっかけで、私の中であの頃の気持ちが戻りました。帰国後、「やっぱりこういう仕事をしたい!」と強く思いました。希望を持てる人を増やしたい、自分も未来に希望を持ち続けられる人になりたい、そう感じたのです。
起業とその後
帰国後、私はPR会社に勤務し、パブリックリレーションズ(PR)の重要性を学びました。PRとは、広告費をかけずにマスコミに取材してもらう仕組みです。広告とは違うPRの考え方に触れ、マスメディアの仕組みと影響力を深く学びました。
また、同会社で7万人のユーザーがいるコミュニティサイトの運営を1人で任され、ネットマーケティングの仕組みも学びました。ある日、PR担当として担当した小さな規模の会社(お米屋さん)があり、経営者の商品に対する熱い思いを強く受け取りました。その時、商品そのものではなく、その商品を作っている「人」の思いを伝えたいと強く感じました。
そして、「商品」や「サービス」だけではなく、その背後にある「人」の想いや人間性を伝える仕事をしたいと思い、起業を決意しました。起業当初は、むしろ自分のサービスすらうまく伝えられない日々が続きましたが、地道に活動を続け、徐々に実を結びました。
未来への想い
未来を創るのは若い世代です。そして、その世代が「働くことが楽しい」と感じられる社会を実現するためには、私たち大人がまずその姿を示す必要があると考えています。
だからこそ、私は「楽しく働く大人」を増やし、その経験や知恵を次世代に伝える活動を進めています。特に、高校生や若い世代が将来の仕事や生き方について不安や迷いを抱える中で、「どんな仕事に就いたのか」だけでなく、「その仕事にどうやって辿り着いたのか」というプロセスを伝えることが重要だと考えています。
これからも、私自身の経験を活かし、「楽しく働く」大人たちを増やし、若い世代にその背中を見せる社会を目指していきます。そして、学生や若者たちが自分の価値を見つけ、自分らしい人生を歩めるサポートを続けていきたいと思っています。